ソフトバンクとクラウドマインズ、ブロックチェーンベースの認証ソリューションを共同開発
ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮内謙)と米CloudMinds Technology Inc.(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ビル・ファン、以下「クラウドマインズ」)は、ブロックチェーンをベースとした高セキュリティーな認証ソリューションを共同開発。このソリューションは、クラウドマインズのブロックチェーンベースの認証ソリューションと、モバイルキャリアの認証プラットフォームを組み合わせたものとなります。
このクラウドマインズのデバイス認証と、モバイルキャリアのユーザー認証を統合した本ソリューションは、モバイルデバイスとユーザーを連携させ、サービス利用時の認証を行うことが可能に。具体的には、モバイルデバイスの識別子(デバイス固有のID)と所有者情報をブロックチェーン上のIDに関連付け。これにより、モバイルデバイスの所有者を安全に認証することができるため、ユーザーは、ユーザーIDやパスワードを入力することなくウェブサイト上のさまざまなサービスにログインできるようになります。
尚、本ソリューションのフレームワークにおいては、強力なDDoS攻撃対策が可能なSDP(software defined perimeter)プロトコルを採用。
今回の共同開発で採用されたクラウドマインズのPermissioned Chain(CMPC)技術は、コンセンサス(合意形成)方式として「Legitimate Proof of Work」(LPOW)を使用、これは膨大な計算能力を必要とせずに「51%攻撃」を防止するための特別な仕様となっています。これらのソリューションはエンタープライズ分野、特に「the Identity of Things(IDoT)」の分野に適しています。IDoTは、全てのインテリジェントデバイスに共通のID空間を提供する共通のID管理プラットフォームのため、デバイスは世界中の他のデバイスとの相互認証が可能に。
ソフトバンク IT統括 ITサービス開発本部 本部長 福泉 武史は、次のように述べています。
「クラウドマインズとの協働により、Fintechサービスなどにおける認証や、IoT機器とサービスの連携管理が大幅に進歩すると確信しています。クラウドマインズの認証ソリューションは、共通のセキュリティーフレームワークに基づいているため、高度なセキュリティーを必要とするさまざまなサービスに利用可能だと考えています」クラウドマインズのCEO ビル・ファンは、次のように述べています。
「今回の共同開発はIDoT基盤の実現に繋がる重要なステップです。IDoTは、ブロックチェーンとCMPCの権限管理スキームが非中央集権型であるという性質を踏まえ、多数のステークホルダーが共同で維持管理しています。単独の企業が独占的に利用することはできず、一つの企業が参加することをやめたとしてもプラットフォームは依然維持されます。私たちは、急速に近づいている自律的な世界に向けて、IDoTが不可欠な要素となると考えています」
▼ソフトバンクとクラウドマインズ、ブロックチェーンベースの認証ソリューションを共同開発
▼CloudMinds Technology公式サイト
▼ソフトバンク公式サイト
Source: bitpress
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