書籍「マネーの魔術史―支配者はなぜ金融緩和に魅せられるのか」野口悠紀雄(著)
いま日本経済の最大の課題は、いかにして「金融緩和の魔術」から醒めるかだ!
借金返済、戦費調達、景気浮揚――理由はさまざまだが、「金融緩和」に手を染めた多くの為政者は、うたかたの成功を握りしめたまま出口を見失い、潰えていった。古代ギリシャから現代まで、形を変えて人類史に現れ続ける「金融緩和」の実相に迫る。
発動の熱狂から6年、アベノミクスの終焉が歴史の中から浮かび上って来た。
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マネーの世界は、魔術の世界です。
王や権力者が、バンカーやいかさま師が、そして時には偉大な物理学者が、
マネーという人類最大の発明物をいかに操ったかを紹介します。ビートルズは、「マネーで愛は買えない」と歌いました。確かにそのとおりですが、逆に言えば、「その他のものは何であってもマネーで買える」と言えそうです(最近では、医学の進歩によって、命さえ)。
実際、人類の歴史は、マネーが発散する魔力を中心に回ってきた、と考えることができます。
野口悠紀雄(ノグチ・ユキオ)
1940(昭和15)年、東京生れ。東京大学工学部卒業後、大蔵省(現・財務省)に入省。1972年エール大学Ph.D.(経済学博士号)取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、早稲田大学ファイナンス総合研究所顧問、一橋大学名誉教授。専攻はファイナンス理論、日本経済論。1980年『財政危機の構造』でサントリー学芸賞、1992(平成4)年『バブルの経済学』で吉野作造賞を受賞、『「超」整理法』『「超」勉強法』など数々のベストセラーでも知られる。最新刊に新潮選書『世界史を創ったビジネスモデル』。
Source: bitpress
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